見つかる教室・イン・ザ・ダーク

先輩と一緒に主催しているカルチャー・イベント
「見つかる教室」が、
外苑前にある「ダイアローグ・イン・ザ・ダーク(DID)」で
11月28日に開催されました。
その名も「見つかる教室・イン・ザ・ダーク」
そもそもDIDとは……
「ダイアログ・イン・ザ・ダークは、まっくらやみのエンターテイメントです。参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、何人かとグループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、中を探検し、様々なシーンを体験します。
その過程で視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさに気づき、そしてコミュニケーションの大切さ、人のあたたかさを思い出します。世界 30か国・約110都市で開催され、2010年現在で600万人以上が体験したこのイベントは、1989年にドイツで、哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれました。
1999年以降はボランティアの手によって日本でも毎年開催され、約7万人が体験しています」
DIDホームページより。
僕がはじめてDIDを体験したのは三年前。
ちょうど連載小説のなかで
「視覚を失いつつある画家」
の物語を書いた頃。
友人からDIDのことを聞いて、
小説を書く前に暗闇の世界を体験しておこうと思ったのが切っ掛けだった。
結果から言えば、
それは
圧倒的な体験だった。
もちろんDIDの「暗闇」を想像して会場へ向かったのだけれど、
実際、そこで体験するのは想像を遥かに超えた
「決して目が慣れることのない完璧な暗闇」だった。
「こんなことが、起こりえるんだ」
僕は思った。
それはほとんど、
抜き差しならない状況だった。
そこから出てきたときには、
もう、二度と、
体験する前の自分には戻れないような。
DIDは単純にエンターテイメントとして楽しいだけではなく、
その後の生活にまで浸透するような
多くの「気づき」を持って帰れる場所だと思う。
今回の見つかる教室では、
3グループに別れてDIDを体験した後に
そのグループメンバーとそれぞれの体験をシェアする時間を作った。
以前僕がDIDを体験したとき、
その体験があまりに新鮮で、圧倒的だったにも関わらず、
それを誰ともシェアする時間をもてなかったのが残念だったから。
自分がなにを感じたか
をどうしても人に話したかったし、
また同じグループだった人からも聞きたかった。
またやってみたかった「地図作り」も
グループメンバーと一緒に挑戦した。
暗闇のなかで把握している空間は個人個人でまったく違う。
それぞれのグループによってできあがってくる地図は、
ここまでかと思うほど形の違うものだった。
今回ご協力いただいたDID代表の金井さんや
DIDの中心となっていらっしゃる志村さんの
貴重なお話しも伺うことができた充実した夜だった。
今回の「見つかる教室・イン・ザ・ダーク」で知ったのは、
DIDは何度体験しても、会場から持ち帰ってくる感覚は
毎回まったく異なるものだというもの。
それは暗闇を導いてくれるアテンドの方にもよるし、
コンテンツの内容にもよるし、
グループのメンバーにもよるし
自分自身の精神状態にもよる。
そこから持ち帰るのは、新しい発見。
新しい自分。
ぜひ一人でも多くの人にDIDを知ってもらいたいと思う。
つきあいたてのカップルにも
進路に迷っている学生にも
仕事に追われている社会人にも
長年連れ添ったパートナーとも。
ダイアローグ・イン・ザ・ダーク
今回ご参加頂いた皆様、並びにご協力頂いたDID金井さん、志村さん、
見つかる教室幹事一同より心から感謝申し上げます。







